ピンクの装いでいじめ防止呼び掛け 相可高7人、啓発グッズも考案 三重・多気
まごの店や商業施設で強化月間合わせ
三重県多気郡多気町相可の県立相可高校の生徒会役員や人権委員の生徒たちは、11月の県の「いじめ防止強化月間」に合わせて2日と16日の2日間、五桂のまごの店や仁田の多気クリスタルタウンで、運動のイメージカラーのピンク色の法被を着て、「STOP! いじめ」を呼び掛けた。 県では、毎年4月と11月に「いじめ防止強化月間」と称して県内各地でイベントを開催し、いじめ防止に取り組んでいる。 同校でも、この取り組みの一環として、校内でいじめ防止に関する標語を募集し、84作品が集まった。そのうち、生徒と職員による投票で「広げよう優しい言葉のキャッチボール」「言葉は刃物 心の傷はふさがらない」の2作品が最優秀作品に、他11点も優秀作品に選ばれ、啓発グッズに印刷するなど活用した。 また、環境創造科がいじめ防止をイメージしたイラストや、食物調理科がメッセージカードを添えたピンク色の焼き菓子、生産経済化がピンク色のプランターに花の寄せ植えをするなど、各科が特色を生かした啓発グッズを製作した。 16日は、1、2年生7人が、五桂のまごの店やマルシェグランマ、仁田の多気クリスタルタウンシッピングセンター前で、買い物客たちに啓発グッズを手渡しながら、いじめ防止を呼び掛けた。 生徒会長の福井純晴君(2年)は「一人でも多くの人が意識を持って協力してくれることで、いじめが減ることにつながれば」と話している。