フェルスタッペン、困難を乗り越えての4年連続ワールドチャンピオン達成に各方面から賛辞! 専門メディアは「真のドライバー王座を獲得した年に」【F1】
F1第22戦のラスベガス・グランプリで、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは5位でフィニッシュし、今季獲得ポイントを403に伸ばして4年連続のワールドチャンピオンを決めた。 【動画】角田裕毅がマックス・フェルスタッペンの4連覇を祝福する瞬間 4度の王座獲得はアラン・プロスト、セバスティアン・ヴェッテルと並ぶ歴代3番目の多さであり、4年連続はファン・マヌエル・ファンジオ、ミハエル・シューマッハー、ヴェッテル、ルイス・ハミルトン(現メルセデス)に次ぐ5人目の大偉業である。 2021年、ハミルトンと熾烈な争いを演じ、最終アブダビGPのファイナルラップでトップに立って初戴冠を果たすと、新コンセプトのF1への適応にライバルチームが軒並み苦しむ中で独走を見せ、2023年は前人未到の10連勝を含むシーズン19勝という圧倒的な強さを披露したオランダ人ドライバーだったが、今季は序盤こそ快進撃を展開したものの、ライバルの猛追やチーム内の問題もあって10戦にわたって勝利から遠ざかるなど苦戦を強いられた。 しかし第21戦、雨中のサンパウロでチャンピオンに相応しい見事なドライビングでポディウムの中央に再び立ってランキングトップを確実なものとすると、ラスベガスでは余裕を持って50周のレースでランド・ノリス(マクラーレン)を抑え込み、7人のドライバーが複数回の優勝を飾るという大混戦のシーズンを見事に制してみせた。 世界最速の座を今季も守り切った27歳は、「今季の勝利をとても誇りに思っている。シーズンの70%で、我々の車は最速ではなかったと思うが、それでもリードを拡げることができた。これまでとは全く異なる勝利だ。正直、チェッカーフラッグを受けた時は、ただホッとした。『終わった』という気分だ。このところタフなレースが続いていたから」と、タイトル獲得の喜びと心情を明かしている(英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』より)。 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、「2021年と並んで最も厳しいシーズン」を制したフェルスタッペンを、「今季のグリッドで頭ひとつ抜けた最高のドライバー」と称賛。コース上でのパフォーマンスだけでなく、「これまで以上にエンジニアやデザイナー、シミュレーターとともに、膨大な努力を注いでいた。エンジニアや技術スタッフと連係して仕事に取り組む彼の姿勢は素晴らしいものだった」と、チームプレーヤーとしての側面に対しても高い評価を下した。
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