<三吉彩花>「全編通して、ほぼノーメイク」 「本心」で見せた素の輝き
俳優の三吉彩花さんが、池松壮亮さん主演の映画「本心」(石井裕也監督、11月8日公開)に“三好彩花”役で出演している。三好は主人公の亡き母の友人で、過去のトラウマから他人に触れられないという人物。テクノロジーが進化した時代にあっても、“触れない”“伝えられない”という、人との関わりの本質を問いかける役でもある。本人とも通じるどこか人を惹(ひ)きつける役柄を、「ほぼすっぴん」で演じたという三吉さんに、話を聞いた。(前後編の後編) 【写真特集】28歳になった三吉彩花 スタイルよすぎ! まねしたいブラックコーデ 写真を一挙公開
◇キッチンでの“あるやりとり”のシーン「素に近い絶妙な距離感」
映画には、他人に触れられない三好が主人公の朔也(池松さん)と行きがかり上、一緒に暮らすことになり、キッチンでぎこちなく2人で“あるやりとり”をするシーンが登場する。三吉さんはその場面が印象に残っているという。
「あのシーンの動きって、その場で生まれたリアルなもので、ちょっと素に近いというか。人に触れられない三好と同居することになってどうしたらいいか分からない朔也という、タジタジしている2人の絶妙な距離感が表れていて、結構好きです」
撮影に当たって、今回は「全編を通して、ほぼメイクはしていない」と自然体で演じた。肌の美しさが際立っていたが、普段から気を付けていることを尋ねた。
すると、「1年を通してずっときれいでいられるのは難しい」と言いつつ、「環境や、お水、食生活など、普段から徹底するというよりは、気をつけるときは気をつけて、だらけるときはだらけるというメリハリが結構あるタイプです。ただ、なるべくお水をたくさん飲むようにしてます。1日1.5~2リットルくらいかな」という答えが返ってきた。
映画の撮影は体力を使うが、「今回は、あまり体作りが必要な役柄ではなかったので特に何もやっていない」とこちらも素に近い状態で臨んだという。
「普段から運動はしています。今は有酸素運動。ジムへ行ってウエートトレーニングをするときもあれば、ピラティスをするときもありますし、作品やイベントなどそのときによって、何をやるかは常にメニューを変えていますね」