【顔のたるみ】「顔の脂肪」との向き合い方!「老け顔」について徹底解説
若い世代ほど、“顔の脂肪を大切にしたい派”が増えている!
藤井香綸先生 来院する方たちの中で、20代後半の方は美容意識が特に高く、老いることに対して何かしら先手を打ちたいと考えている。そういう人たちは、『脂肪は大事にしたほうがいいですよね』という感覚の人が多いです。また、50代60代は、たるみが進行して輪郭が四角くなってきた結果、原因が脂肪だと認識しているわけではないけれど、『この落ちてきている“何か”を今すぐなんとかしたい!』と考える傾向が。昔は、脂肪がたくさんあると『取る』一択だったかもしれませんが、今はSNSなどでもさまざまな議論が行われ、選択肢も増えました。取ってしまうとなかなか戻せないし、数年後どうなるかわからないということも意識の中にあるのかなと思います。患者さんの知識が、ここ数年でグンと高まったなと感じます。
“脂肪=余分なモノ”というだけではなく、先を見据えた脂肪対策が、たるみや老け顔を防ぐために大きなカギを握りそう!
脂肪のつき方にはどんなタイプがある? 藤井香綸先生 脂肪が多めで顔がパンッとしているタイプと、もとの脂肪が少なくすっきりした顔立ちタイプと、大きく2つに分けられます。そして、脂肪のつき方は、骨格も大きく関わっています。中学生のときから顔全体がシュッとして大人びているとか、大人になっても可愛らしいとか、そういった印象が脂肪のつき方ともリンクしている気がしますね。この2タイプは加齢で現われる悩みも異なるので、ケア方法やクリニックでの治療方針も変わってきます。たとえば、パンッとした脂肪多めさんは、脂肪が垂れて顔のフォルムがぼやけやすいので、フェイスラインや顎下だけ脂肪吸引するとすごくキレイになります。すっきり顔の脂肪少なめさんは、頬がやせこけていく分、ヒアルロン酸注入などで整えてあげるのがおすすめです。 写真協力/shutterstock 取材・文/橋場鈴里 Edited by 西村 美名子
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