【ライブレポート】冨岡愛、超満員で終えたワンマンライブ!ドラマ主題歌、東名阪ツアー発表にファン歓喜
■「この時間を私に捧げてくれて本当にありがとう」(冨岡愛) 冨岡 愛のワンマンライブ『BLUE SPOT ~japan~』が11月23日、東京・渋谷のライブハウスWWWXにて開催された。 【画像】冨岡愛 最新ビジュアル&11月23日東京公演ライブ写真(全6点) 約600人のファンで埋め尽くされ、超満員の中、圧倒的なパフォーマンスが展開された。ファンの期待に応えるかのように、ライブは熱気と興奮に包まれ、冨岡の勢いを証明する素晴らしいステージとなった。 今回のワンマンライブは、9月に韓国で2日間に渡って開催されたワンマンライブに続く日本公演。韓国公演も満員で大盛況だったことから、日本でのワンマンライブにも大きな注目が集まっていた。また11月20日にリリースされたばかりの新曲「MAYBE」は、TikTokに次々と投稿されるカップル動画がきっかけとなり、リリース直後から盛り上がりを見せている。さらにApple Musicが世界中の才能あふれる将来有望なアーティストを紹介する企画「Up Next Japan」の10月度アーティストにも選出された。2023年9月にリリースした代表曲「グッバイバイ」は人気K-POPアーティストたちによってカバーされるなど、国内外で注目を集めている。 ライブは、そんな冨岡の勢いを感じさせる圧倒的なパフォーマンスで始まり、ファンの期待に応える形で、次々話題の楽曲を披露した。ドラマ主題歌のタイアップや初の東名阪ツアーの来春開催もライブ内で発表された。本稿ではそのオフィシャルレポートを掲載する。 【ライブレポート】 ライブのオープニングは、SEから始まり、ファンが期待を膨らませる中、いよいよ1曲目の「アイワナ」で幕を開けた。フルバンドのサウンドに包まれた会場は一気に熱気を帯び、ライブ開始早々からファンの熱量が高まった。 続いて披露された「あなたは懐メロ」は冨岡が初めてリリースした楽曲で、自身が作詞作曲を手掛けた思い入れの深い一曲。この曲が、アーティストとしてのスタートを切った象徴的な楽曲であることを感じさせた。 今年7月にリリースした「ジェラシー」を披露したあとMCへ。韓国公演でサングラスを客席に投げたものの、思いの外飛ばなかったというエピソードを語り、ファンの笑いを誘った。そして「東京のみんなに会えるのを楽しみにしていたので、最後まで楽しんでもらえたらうれしいです!」とファンに対する想いを伝えて、そのまま「ぷれぜんと。」「らしくないよね。」を続けて歌唱。 6曲目には優里が審査員を務めた『ネクストブレイクシンガー発掘オーディション』で見事優勝を飾り、その後、優里から楽曲提供を受けた「ラプンツェル」と、幼少期に過ごしたオーストラリアの親友に向けて、17歳の時に書いた曲「Star 空」(未発売曲)の2曲をアコースティックバージョンで披露。優しいボーカルが会場に響き渡り、静まり返るほどの感動的なパフォーマンスが繰り広げられた。 バンドセッションが終わった後、衣装チェンジをした冨岡が再び登場し、ライブのテンションを一気に引き上げた。中毒性あるサビフレーズとリズミカルなビートが印象的な「愛 need your love」を披露。ファンは一斉に盛り上がり、コールアンドレスポンスで会場のボルテージがMAXに。そのまま、韓国のアーティストZior Parkと共作した「Ashes」を披露した。そして、「次歌う曲は初めてライブでカバー曲を歌わせていただくのですが…実は…ドラマの主題歌が決まりました!」とサプライズ発表。会場は一気に盛り上がり、ファンからはうれしそうな歓声が上がった。「素敵な曲で、とくに歌詞にとても惹かれて。心に刺さる曲だなと聞く度に思っていたので、今日はみなさんの心に届けられたらと思います」と楽曲への想いを語り、1997年にCoccoがリリースした名曲「強く儚い者たち」のカバーを披露。オリジナルとは異なったバラードアレンジで歌い上げ、会場を感動的な空気に包んだ。 続けて披露された「劣り」は、不安や迷いを抱えながらも新しい一歩を踏み出そうとする同世代へ向けた応援歌。大学4年生で、来春の卒業を控えた冨岡だからこそ等身大に綴った楽曲を、感情豊かな表現で歌い上げた。 ライブも終盤になり、9月にリリースした「missing you」を熱唱し、最後に代表曲「グッバイバイ」を披露。この楽曲はリリース直後から瞬く間にアジア各国で人気を集め、Spotifyバイラルチャートに6ヵ国でチャートインを果たすなど、冨岡が国境を超えてその存在感を一気に広げた象徴的な1曲となった。冨岡の今の勢いが観客全員に伝わるかのような圧巻のパフォーマンスで本編の幕を閉じた。 アンコールを求める熱い声が会場を包むと、ファンは一斉に「恋する惑星「アナタ」」を合唱。そのアンコールの合唱に応えるように、冨岡が再びステージに登場。ファンの温かな歓声に包まれながら、感激の表情を浮かべ「みんな歌えちゃうね! うれしかった…ありがとう!」と伝え、ファンとの深い絆を改めて感じた瞬間だった。 2023年6月に青いタンクトップを着て「グッバイバイ」のデモバージョンを歌っている動画をSNSに投稿したことがきっかけで、冨岡の音楽は国境を超えアジアでも広がりを見せた。過去の苦しい時期を振り返りながら、動画が広がっていったことが自身の希望に繋がったということを語り、「ブルースポットがどんどん広がってほしい」と願いを込めて、このライブタイトルを決めたこと伝えた。そして大学卒業を控えた冨岡が、将来に不安を抱えながらも頑張る同級生たちの姿を見て「自分だけではなく、みんなが色々なことに悩んでいることを実感した」と伝え、音楽を通じてその想いを届けていることを語りかけた。「みんなそれぞれの人生があり、悩みや喜びも違うけれど、今日この場所で一緒に音楽を聴き、共鳴し合うことができて、私はとても幸せです」とファンに感謝の気持ちを伝え、「この時間を私に捧げてくれて本当にありがとう。次に会える日まで、私も楽しむことを忘れずに音楽をやっていきます。みんなも自分を大切に生きて、また笑顔で会いましょう」と、温かな言葉でMCを締めくくった。 アンコール1曲目は、11月20日にリリースされたばかりの新曲「MAYBE」を披露。新曲のリリースからわずか数日で話題となり、初歌唱の瞬間に立ち会えたファンは特別な思いを抱いたことだろう。最後に披露された「恋する惑星『アナタ』」は、SNS総再生数5億回を超え、Netflixシリーズ「恋愛バトルロワイヤル」の挿入歌にも選ばれたヒット曲。この曲の人気は衰えることなく、会場中に響き渡る歌声とともに、ファンの熱気はさらに高まり、ライブは見事な形で締めくくられた。 ライブは、冨岡の成長とともに、その勢いが加速していることを証明するような素晴らしいパフォーマンスとなった。ドラマ主題歌の決定、来春に開催される初の東名阪ツアーも発表され、ツアーへの期待と興奮が一気に高まる中、ライブは大成功で幕を閉じた。 なお、当日のセットリストはApple MusicやSpotifyなどの音楽配信サービスでプレイリストとして公開されている。 PHOTO BY Rintaro Miyawaki <セットリスト> 01. アイワナ 02. あなたは懐メロ 03. ジェラシー 04. ぷれぜんと。 05. らしくないよね。 06. ラプンツェル (acoustic ver.) 07. Star空 (acoustic ver.) band session 09. 愛 need your love 10 Ashes 11強く儚い者たち 12 劣り 13 misssing you 14 グッバイバイ Encore 15. MAYBE 16. 恋する惑星「アナタ」 リリース情報 2024.11.20 ON SALE DIGITAL SINGLE「MAYBE」
THE FIRST TIMES編集部