将棋の人気プロ棋士と福島県内の愛好者が交流 福島市で「飯塚祐紀八段を囲む将棋まつり」
将棋の人気プロ棋士と福島県内の愛好者が交流する「飯塚祐紀八段を囲む将棋まつり」は27日、福島市飯坂温泉の摺上亭大鳥で開かれた。 福島民報社と県将棋連盟の主催。日本将棋連盟の飯塚八段と脇田菜々子女流初段が講師を務めた。飯塚八段は年間を通じて本紙将棋欄の観戦記を監修している。脇田女流初段は今年4回目の来県となった。 初の試みとして「リレー将棋」が行われた。プロ棋士とアマ棋士の大人、子どもの3人1組で2チームを編成した。飯塚チームは菅野進さん(福島市)と伴場洸太郎さん(福島大付属小1年)、脇田チームは滝正徳さん(いわき市)と河口拓斗さん(平二小6年)。プロは6手、アマは3手指して交代し、和やかに対局した。 勝負どころでは「作戦タイム」を取り、3人で駒組みの方針を相談する場面も。対局の模様は特別参加した島朗(あきら)九段(日本将棋連盟東北統括本部長)と吉田俊哉県将棋連盟会長が大盤を使って解説した。
恒例の「席上対局」が行われ、安田陽音さん(郡山市・薫小6年)が飯塚八段に二枚落ちで挑戦した。トークショーや賞品が当たる「○×クイズ」も繰り広げられた。開会式で円谷真路福島民報社事業局長らがあいさつした。