早慶戦 慶大・清原正吾が圧巻の一発 リーグ戦3号の左越えソロで猛打賞 父・和博氏も満面笑みで拍手 前日には決意「体がボロボロになる覚悟で」
「東京六大学野球、慶大-早大」(9日、神宮球場) 慶大・清原正吾内野手(4年・慶応)が六回の第3打席でリーグ戦通算3本目となるレフトへの本塁打を放った。この打席まで2打数2安打で今春に続き、伝統の早慶戦でマルチ安打をマークしており、猛打賞となった。 【写真】バックネット裏で息子の活躍を見守る清原パパ 1点リードの四回1死。今年1年で9勝負けなしという早大エース・伊藤樹に対し、カウント1-1からの高め141キロを右前へ運んだ。その後、2死一、二塁の好機で主将の本間が左翼線へ追加点を奪う適時二塁打をマークした。 慶大は初回に先頭・水鳥が左中間への二塁打で好機をつくると、1死三塁から吉野の一ゴロの間に先制。直後に第1打席を迎えた清原は、詰まりながらも10月7日・東大2回戦以来となる右前打を放っていた。 清原にとって大学野球の集大成となる早大戦。プロ通算525本塁打を誇る父・和博氏もバックネット裏から勇姿を見守っており、本塁打の場面では満面の笑みで拍手を送っていた。 早大は1勝を挙げれば春秋連覇となるが、慶大の3点リードで6回を終了した。