【広島】ドラ2佐藤柳之介が大谷級の柔軟性を披露「柔らかさも武器」と初日から左腕しならせる
柔よく剛を制す。広島ドラフト2位の佐藤柳之介投手(22=富士大)が、大谷級の柔軟性を披露した。入寮から一夜明け、迎えた新人合同自主トレ初日。即戦力左腕はウオーミングアップから入念な柔軟を行うと、キャッチボールでは1球1球を丁寧に投げ込んだ。 水泳を習っていたこともあり、肩関節が柔らかい。小学6年時、日本ハム時代のドジャース大谷がこぶしを腰に当てて肘を前に出すストレッチの映像に、母に促されて実践してみたところ自分もできた。「部屋でもやりますし、練習前や試合前にも、人一倍時間をかけている」。大学1年時に左肩を痛め、さらに肩周りのストレッチや柔軟は入念に行うようになった。今では両ひじが付きそうなくらいの可動域。「柔らかさも武器だと思うので、今も継続してやっています」。肩回りの柔らかさがしなやかな腕の振りを可能にしている。 軽めの調整で初日を終え、新人8選手は2月1日のキャンプインに向けて調整を続けていく。「一番はケガをしないようにして、プロの体になるというのを目標にやっていきたい。徐々に上げていければなと思います」。調整も逆算しながら柔軟に。技巧派左腕が、プロ野球選手としての1歩を踏み出した。【前原淳】