オリックス2位の日体大・寺西成騎が5回1失点で初戦突破に貢献 視察の小林担当スカウトも笑顔
<関東地区大学野球選手権大会:日体大6-2関東学院大>◇1回戦◇5日◇横浜 オリックスドラフト2位の最速153キロ右腕、日体大・寺西成騎投手(4年=星稜)が5回1失点で勝利に貢献した。「1年ぶりのハマスタは投げやすかったですし、楽しかった」と先発の役目を果たし、チームは2回戦へ駒を進めた。 右腕はこの日、球場表示で最速150キロを計測。3回と5回以外のイニングで走者を背負うも「(調子が)悪いなりに、力まないように投げました」と力強い直球とカットボールを軸に最少失点で抑えた。持ち味の制球力も発揮し、四球は0。「打たせて取る。後ろもしっかり守ってくれたので、良い投球ができた」とテンポの良い投球で野手陣を盛り立てた。 バックネット裏には、オリックス小林敦担当スカウト(38)の姿もあった。「悪いなりにまとまってゲームをつくっていて一安心。親のような気持ちです」と笑顔で見守っていた。