ソフトバンク・和田毅が現役引退 球界からねぎらい続々 「寂しい」「衝撃すぎて」「ゆっくり休んで」
日米通算165勝を挙げたソフトバンク・和田毅投手(43)が5日、現役引退を発表。同日、福岡市内で会見した。 【写真】<ソフトバンク・和田 引退会見> みずほペイペイドームのマウンドで記念撮影(後列左から)藤井、高谷コーチ、明石コーチ、和田、新垣氏、有原、周東(前列左から)杉山、東浜、又吉、リチャード、石川 (撮影・成瀬 徹) 「松坂世代」最後のNPB戦士で球界屈指の左腕の電撃引退。球界からはねぎらいの声が相次いだ。 ソフトバンクの王貞治球団会長は「本当によく頑張ったと思いますよ。彼の生きざまっていうのは若い選手たちにもずいぶんお手本になったんじゃないかな」と人間性を称え、小久保裕紀監督は「これから始まる毅の第二の人生の出発を応援しています」とエールをおくった。 ダイエー時代も含めて9年間ともにプレーし、盟友だった巨人の杉内俊哉投手チーフコーチは自身のインスタグラムで「彼に負けまいと必死に競い合ったのも、今となっては良い思い出です。いつか昔話をしながら酒を酌み交わそうぞ!現役生活お疲れ様でした」とコメントした。 楽天・後藤武敏打撃コーチは「率直に寂しい。(松坂世代の)最後の1人だったんで、球場で会った時ももっと長くやってくれとずっと言っていた。でも、やっぱり本人が、和田自身はそうやって覚悟を持って決めたことなんで。まずは、お疲れ様って言いたい」とねぎらった。 平石洋介前西武ヘッド兼打撃戦略コーチは自身のXで「まだまだやると思ってたし、やれると思ってたから衝撃すぎて、毅から連絡貰った時も気の利いた言葉が出てこなかった」と予想だにしなかった引退表明に驚いた様子。 和田の1学年上で球界最年長左腕のヤクルト・石川雅規投手は球団を通じて「もう一度、1軍のマウンドで投げ合い勝負したいという気持ちでしたが、実現できずに寂しいです。本当にお疲れさまでした」と引退を惜しんだ。 早大の1学年後輩で今季限りでヤクルトで現役を引退した青木宣親氏は「本当にびっくりしています。同じ年に引退するとは思いませんでした。これまで大変な努力を続けてこられたと思いますので、ゆっくり休んでください」とコメント。 早大野球部出身で同じ左腕のロッテ・小島和哉投手は和田の自主トレに参加するなど憧れの存在で、球団を通じ「シーズン中も迷っている時に他チームではあるのですが相談をすると親身に優しく話を聞いていただき、本当に何度も救われました」と感謝の言葉をおくった。