【バスケ】Wリーグ新潟の金沢みどり、あごの骨折から復帰「恩返ししたい」ホームで必勝誓う
Wリーグ2部新潟BBラビッツのSG金沢みどり(28)がホームで完全復活する。5勝3敗で3位につける新潟は4位山梨と9、10日、ホームの阿賀野市水原総合体育館で対戦する。金沢は前週の東京羽田戦で、開幕前に負ったあごの骨折から復帰し、今週が自身のホーム開幕戦になる。堅実な守備を武器にチームをさらに上昇させる。 会場は金沢の勤務先でもある。「ここで連勝したいとずっと思っていた」。過去3季は3勝5敗でまだ連勝はない。ただ、今季はここまで白星先行とチームは好調だ。 その中に自身もようやく入れた。開幕前の9月、ユナイテッドカップの清州(韓国)戦で相手と接触し、あご付近を骨折した。手術、入院を経て東京羽田戦で復帰。2試合で6分43秒の出場にとどまったものの「怖さはなかった」。けがの間は流動食しか取れず、体重は5キロ以上減ったが、今はベストの61キロに近づきつつある。 東英樹監督(58)は「守備面で大きな戦力」と復帰を喜ぶ。厳しいマークが売り。相手PGに張り付くことで、新潟に流れを引き寄せる役目を担う。金沢は「けがの間、たくさんの方々にお世話になった。恩返ししたい」と必勝を誓っている。【斎藤慎一郎】