『キングダム 大将軍の帰還』一番盛り上がったシーンは?初の応援上映で雄たけび続々
上映後に田中が「皆さんの息が一番合ってたのは“ファルファル”でしたね。皆さん、これをやりに来たような感じですよね。“トーンタンタン”も息が合ってましたね。ゾクゾクしながら見てました」と指摘していた通り、戦闘シーンにおける羌カイ(清野菜名※羌カイのカイはやまいだれに鬼)の技“トーンタンタン”や、大将軍・王騎の右腕・騰(要潤)の“ファルファル”といった「キングダム」独自の擬音が登場すると「待ってました!」とばかりに観客も大喝采。「いけ!」「がんばれ!」といったかけ声とともに、暗闇に光るペンライトの動きもリズミカルになっていく。そして飛信隊の副長・渕がスクリーンに登場すると、客席のあちこちから最前列にいる田中に向かって「渕さん!」と声援が送られた。
なんといっても本作では、大将軍・王騎(大沢たかお)のエモーショナルなシーンの数々が大きな見どころ。若き日の王騎が登場すれば歓喜の声があふれ、王騎の怒り、悲しみの描写があれば、客席も一体となって怒りに肩をふるわせる。そして王騎将軍が兵たちを鼓舞するシーンでは、客席も一体となって「おー!」と拳を振り上げる。さらに宿敵・ホウ煖との戦いでは息をのんで、その戦いの行方を見守っていたファン一同。そんな王騎のエモーショナルなシーンが登場するたびに客席から「殿ー!」といった雄たけびが響き渡った。
かくして映画のフィナーレまで、本作をしっかりと見届けた観客は、「ブラボー!」「ありがとう!」と感謝の思いをあらためてスクリーンにぶつける。そしてあらためてスクリーンに「大沢たかお」のクレジットが映し出されると、「殿ー!」と感謝の思いをぶつけた。エンドロールに流れる ONE OK ROCK の主題歌「Delusion:All」のリズムに身を任せて、そしてスクリーンに次々と映し出される登場人物の写真を反すうしながら、しみじみと映画の余韻に浸っている様子だった。