”甲子園のスター”から一転…プロで挫折を味わった主役(3)巨人に”ドラ1入団”したが
第106回全国高等学校野球選手権大会が8月7日から阪神甲子園球場で開幕。今年も夏の王者をかけて、連日熱い戦いが繰り広げられている。“聖地”で輝いた選手がプロで一流の活躍を見せる例も多くある一方で、上の舞台では実力を発揮できなかったものもいる。ここでは、プロ野球で挫折を味わった甲子園のスターを紹介する。 【表】夏の甲子園2024 組み合わせトーナメント表
辻内崇伸
投打:左投左打 身長/体重:185センチ/88キロ 生年月日:1987年12月25日 経歴:大阪桐蔭高 ドラフト:2005年高校生ドラフト1巡目 大阪桐蔭高(大阪)が輩出した左の剛腕・辻内崇伸。2年秋からエースとして活躍し、3夏の甲子園では最速152キロを計測し、注目の的となった。 さらに、当時の大会タイ記録となる1試合19奪三振を記録するなど抜群の奪三振能力を発揮。同級生の平田良介、当時1年生の中田翔らとともにベスト4まで駒を進めた。 卒業後はプロ志望届を提出し、2球団競合の末に2005年高校生ドラフト1巡目で読売ジャイアンツに入団。首脳陣からの期待も大きかったが、ルーキーイヤーから肩や肘の相次ぐ故障に苦しんだ。 二軍では先発ローテーションの一角として活躍するシーズンもあったが、プロ8年目に左肘を手術。同年オフに戦力外通告を受け、一軍登板のないまま現役生活を終えた。
ベースボールチャンネル編集部