警察官をかたり鹿児島県内の女性から現金をだまし取った疑いで、男が逮捕されました。被害額は１億２０００万円にのぼります。 　詐欺の疑いで逮捕されたのは、千葉県市川市の無職、山本育椰容疑者（２６）です。 　警察によりますと、山本容疑者は７月から１０月にかけて複数人と共謀し、警察官をかたって県内に住む女性に「あなたが詐欺事件の重要参考人になっている。紙幣番号を確認するために現金を送って欲しい」などと、うその電話をかけ、１１回にわたり、あわせておよそ１億２０００万円をダンボールに詰めて送らせ、だまし取ったとされています。 　警察は、山本容疑者を被害額のうちおよそ２４００万円を受け取った受け子とみていて、首謀者らの特定には至っていません。 　県警は１７日、このほかにも「投資アシスタント」や「電話会社職員」を名乗る人物に現金などをだまし取られた被害を公表していて、様々な手口の詐欺に警戒を高めるよう呼びかけています。