米デル、第4四半期の売上高予想が低調 パソコン需要減少
Zaheer Kachwala [26日 ロイター] - 米デルが26日発表した第4・四半期の売上高見通しは、市場予想を下回った。パソコンの需要減少と競合のサーバーメーカーとの競争激化が業績を圧迫している。 同社株は時間外取引で一時10%超下落した。 第4・四半期の売上高は240億─250億ドルを見込んでいる。LSEGがまとめたアナリスト予想は255億7000万ドル。 競合のHPも低調な第1・四半期の利益見通しを示している。さらに、家電量販店のベストバイも家電需要の低迷を背景に通期見通しを下方修正した。 デルは5月に人工知能(AI)を活用したサーバーの構築費用拡大や競争力のある価格設定が利益率を悪化させるとの見通しを示しており、投資家は同社のコストにも注目している。 ジェフ・クラーク最高執行責任者(COO)は、当社のポートフォリオへの関心はかつてないほど高く、AIサーバーの受注は第3・四半期に記録的な36億ドルに達し、パイプラインは50%以上増加したと説明した。 第3・四半期の売上高は243億7000万ドルで、予想の246億7000万ドルを下回った。 AIサーバー事業を擁するインフラストラクチャ・ソリューションズ・グループ部門の売上高は34%増の113億7000万ドルで予想を上回った。