上原氏の主張に「ご意見番、厳しいですね」と槙原氏が苦笑い 廃止の可能性がある12球団合同トライアウトについて
巨人元投手の槙原寛己氏と巨人や大リーグで活躍した上原浩治氏が17日、TBS系「サンデーモーニング」に出演。野球の12球団合同トライアウトについてそれぞれ意見を述べた。 今オフも15日にZOZOマリンスタジアムで開催され、45選手が参加したが、12球団合同では今季限りで廃止される可能性がある。槙原氏は「残念ですよね。昔だと(現在は日本ハムを率いる)新庄監督が出たりして話題になった制度。ここを最後に踏ん切りをつけて次のステップに進む選手もいれば、最後の望みとして家族も呼んで頑張る姿を見せたいという人もたくさんいて。何人かでもいいから、そこにチャンスがある以上、選手は挑みたいと思う。もし続けられるのであれば、やってほしい制度」と訴えた。 一方、台湾から中継で出演した上原氏は「なかなか難しいと思う。家族を呼んでという言葉を聞くと、何か引退試合になってるんじゃないかという気もするので。スカウトが見てるというのであれば、シーズンの1年間で、2軍でやってる選手はアピールはできる場所はあると多う。その公式戦でアピールできるような選手になってほしいと思います」と反対の主張。槙原氏は「ご意見番、厳しいですね」と苦笑いだった。 12球団合同トライアウトについてはNPBと日本プロ野球選手会の8月の事務折衝で、各球団の編成担当がシーズン中から他球団の選手をチェックしており、トライアウトの必要性が低いことが問題提起され、来年以降の継続する場合は選手会が主催することを提案されていた。