【NFL】ジェッツへのトレードを喜ぶWRアダムス、「みんながそれぞれ前に進める」
ワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスは自身の望みをかなえ、ニューヨーク・ジェッツに加入した。その結果、報道陣は現地16日(水)に、これがずっと望んできたことなのかとアダムスに尋ねる最初の機会を得ている。
アダムスははっきりとそう答えたわけではないものの、時には別れが全員にとって最良の選択肢になることもあると指摘。フィールド復帰の日も近づきつつあるようで、ハムストリングのケガでラスベガス・レイダースでの最後の3試合を欠場したアダムスは、シーズン第7週には間違いなくジェッツの一員として“プレーできる”と報道陣に明かした。
「間違いなく、ジェットコースターのような展開だった。幸せだと言うのは変な感じだけど、明らかに変化の時が来ていた」とアダムスは話している。
「全体的にちょっと奇妙な展開になったけど、最終的にはより良い状況になったと思う。レイダースもより良い状況にいると思うし、みんながそれぞれ前に進めるようになった」
アダムスが“少し奇妙”と形容したのは正しい。アダムスはレイダースがクリーブランド・ブラウンズに20対16で勝利した試合を欠場した後、10月1日にトレードを要求し、厳しいシーズンの中での明るいニュースを台無しにした。しかし、『Netflix(ネットフリックス)』の“Receiver(レシーバー)”シリーズでも映し出されていたように、アダムスは昨シーズンからレイダースに不満を募らせており、クオーターバック(QB)ガードナー・ミンシューのパフォーマンスが精彩を欠いていたことが、その不満を再燃させたようだ。
そうした不満は今回、トレードという結果につながっている。アダムスは希望の移籍先について言葉を濁すことなく、グリーンベイ・パッカーズでの8シーズン(2014年から2021年)を共に過ごした親友のQBアーロン・ロジャースが所属しているジェッツだと明言していた。
ジェッツへのトレードを希望していることをレイダースに伝えることができていたのかと尋ねられたアダムスは「基本的にはそうだ」と答えている。