台湾・台北市内の建設現場 溝の側壁崩れ道路一部陥没 乗用車が損傷 けが人なし
(台北中央社)台北市松山区のビル建設現場で23日夜、基礎工事のために掘削した溝の側壁が崩れ、隣接する道路の一部が陥没した。路肩に駐車していた乗用車など4台が損傷したが、けが人はいなかった。台北市政府建築管理工程処は24日、専門機関による調査の結果、周辺の建物に影響はないとの見方を示した。 同処によると、現場では基礎工事のため、深さ14メートル、幅120センチの溝を掘る作業が行われていた。側壁が強度不足により崩れ、隣接する道路の一部が陥没したという。 現場近くに住む女性は、大きな衝突音が2~3回聞こえ、外に出ると道路が陥没していたと語った。 現場では崩れた箇所の埋め戻しと道路の復旧作業を実施。市は25日午後に通行可能になるとの見込みを示した。 現場は、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の近く。 (陳怡璇/編集:齊藤啓介)