「枕」の寿命は〇年! ご存じでしたか?【40代・50代の睡眠改革】
こちらは、折り重なる樹脂が名水によって生まれてくる瞬間の写真です。 手で1個1個をカットし、断面は購入した人が触った時に滑らかに感じるように調節したり、接着剤なども一切使わず、そして最後の最後まで目視と手の感覚で検品するなど一貫して商品への『自信』が手渡しされている感じがしたのです。
だからこそ、今回のエコサイクルプロジェクトのように使い終わった枕やマットレス(同素材に限る)を『おかえりなさい』の気持ちで受け入れ、また新しい製品へと生まれ変わらせることができるようになったのでしょう。 SDGsやリサイクルと言われてもなかなか進まないこともあるけれど、自分の愛用の枕があって、また同じものを購入するなら、その度に使用済みを引き取ってもらえる循環型社会が望ましいのは確かだと思います」
ブレインスリープのエコサイクルプロジェクトは、使用済みのものを細かく粉砕するところから始まる。 「枕の寿命は通常2~3年といわれているのですが、同社の枕では耐久年数は約2年を想定しているそうです。心地よく眠るためにまずは寝具環境を見直して、さらに地球環境まで思いを馳せて眠れば、きっと壮大な夢が見られるのではないでしょうか。では、今宵も良い眠りを」
【話してくれたのは】 ヨシダヨウコさん ネムリノチカラ代表。快眠コンシェルジュ。日本睡眠学会正会員。寝具店の娘として生まれ、心地よい睡眠を幼児期より体験するが、社会人になりたての頃、働きすぎで体調を崩す。また、実母の介護生活からも睡眠の重要性を再認識する。 漢方、発酵食、アロマ、呼吸、瞑想、ストレッチなどを取り入れ、日々「質の良い睡眠」を探求しながら、各方面へ発信中。代表を務めるネムリノチカラでは、企業の健康経営セミナーや個人の睡眠相談に応じるなど、睡眠全般についてのサポートを行っている。著書に『眠りのチカラ タイプ別睡眠改善&リッチ睡眠TIPS 101』(みらいパブリッシング)がある。