センバツ広陵・呉 選手紹介/11 広陵・森勝哉投手/呉・広本拓士投手 /広島
<第91回選抜高校野球> ◇最速142キロを誇る左腕 広陵・森勝哉(もり・かつや)投手(2年) 直球140キロ超を誇る左腕だが、昨秋は投球フォームに迷いが出た。腕の振りが安定せずオーバースローからスリークオーターに変えたが、「なじまず腕が振れなかった」と、かえって制球が乱れた。 転機は明治神宮大会の星稜(石川)戦。オーバースローに戻すと142キロと自己最速を更新した。フォーム固めに取り組み、右手の使い方を工夫すると腕の振りが安定し、制球力もついてきたという。「甲子園では気迫のこもった投球を見せたい」と意気込む。 得意科目は体育。「サッカーやバスケをするとリフレッシュになる」と笑う。岡山県赤磐市立高陽中学出身。 ◇下半身鍛え制球力を 呉・広本拓士(ひろもと・たくし)投手(1年) 公式戦の登板はないが、昨秋の1年生大会では先発を任され、中盤まで1失点に抑え、試合を作った。 小学3年のとき、2歳年上の兄がいる少年軟式野球チームに入った。呉商のエースだった兄はサイドスロー、自身はオーバースロー。「兄は中学時代は捕手だったので、高校入学後は、キャッチボールをしながら、捕手の立場からの助言をたくさんもらった。もっと下半身を鍛え、制球力を付けたい」と話す。 身長179センチ、体重68キロ。「体が細いので、75キロが目標。母は食事に気を使ってくれてありがたい」。呉市立呉中央中学出身。