被害患者2661名、理事長が逮捕されていた「あーす新宿歯科」が破産
医療法人社団成優会(TDB企業コード:086008678、資産の総額2354万5039円、東京都新宿区歌舞伎町1-5-4、理事長岡田洋氏)は、12月25日に東京地裁へ自己破産を申請した。 申請代理人は藤田智弘弁護士(東京ミレニアム法律事務所、東京都千代田区麹町1-8-14、電話03-5276-5884)ほか5名。 当法人は、2013年(平成25年)2月に設立された歯科診療所。本店所在地で「あーす新宿歯科」「あーすマウスピース矯正Lab」の屋号で、一般歯科や小児歯科、歯周病治療、予防歯科などのほか、近年は保険適用外診療となる審美歯科(ホワイトニング等)や矯正歯科(マウスピース矯正等)、インプラントなども手がけ、2021年8月期の年収入高は約2億1500万円を計上していた。 しかし、今年9月、歯科医業の停止中にも関わらず診療し診療報酬を不正に受け取ったとして、理事長の岡田洋氏と元副院長が詐欺の疑いで警視庁生活環境課に逮捕される事態が発生。事業継続が困難となり、9月30日に事業を停止していた。 負債は債権者約2740名に対し約1億6250万円。なお、債権者のうち2661名は治療中の患者である。