韓国・障害児童への虐待加害者、半数は家族や親族…保護施設の拡充が必要
【10月28日 KOREA WAVE】韓国で、障害のある児童に対する虐待の約半数が家族や親族によるものであることが判明し、児童を保護するためのシェルターの追加設置が求められている。 国会保健福祉委員会に所属する与党「国民の力」議員が保健福祉省から提出を受けた障害児童虐待の現状に関する資料によると、最近3年間に548件の障害児童虐待行為が発生。そのうち278件(50.7%)が家族や親族によるものだった。 また、27%は報告義務のある機関の職員によるものであり、他者によるものは19%だった。 障害児童虐待の通報件数は2020年の268件から2021年には321件、2022年には413件へと年々増加。同期間に障害児童虐待と認定された件数も133件から166件、249件と増加している。 虐待の種類としては身体的虐待が204件で最も多く、感情的虐待90件、性的虐待62件、放置60件が続いた。重複して虐待を受けたケースも131件あった。 障害児童を保護するためのシェルターは首都圏や釜山(プサン)、蔚山(ウルサン)など5地域にそれぞれ2カ所ずつあるが、各施設の収容定員は4人。2022年の虐待判定件数249件からすると6人に1人しか受け入れることができない計算だ。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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