俳優・山西惇、車の中で号泣した最優秀男優賞受賞の知らせ。コロナ禍では思い詰め…「役者を辞めようと思ったこともあった」
結果発表の日、運転中の車を停めて…
私生活では、2009年に19歳下の女性と結婚。一男三女のパパに。子どもたちに趣味の料理の腕前を発揮することも多いという。 「子どもたちはそろそろ思春期にかかってきて、全体的にちょっと憎らしくなってきていますけど(笑)。おもしろいなあと思いますね。とにかく自分の良いところも悪いところも全部受け継がれている感じがあるから、何か鏡を4枚見ている感じというか(笑)」 ――お子さんたちは山西さんの出演作品はご覧になっていますか? 「たまにですね。『Dr.コトー診療所』(中江功監督)は見に行っていました。テレビ版のときにはまだ生まれてなかったですからね。映画までの16年間でいろいろ変わりました。それで一緒に見に行きました」 2024年、山西さんは『エンジェルス・イン・アメリカ』と『闇に咲く花』で、第31回読売演劇大賞最優秀男優賞と芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。読売演劇大賞では、2020年に『イーハトーボの劇列車』と『木の上の軍隊』で優秀男優賞も受賞している。 ――今回の受賞は意識されていました? 「1年の間に『エンジェルス・イン・アメリカ』と『闇に咲く花』という2作品がありましたからね。前者はオーディションを受けて。やっぱりある程度大きな役じゃないと、賞の候補にもなかなかならないですからね。 自分ができる役の範囲としては、かなり大きい役を連続してふたつやらせていただいて、こういうチャンスは多分なかなか巡ってこないだろうなとは思っていましたので、上半期の候補に入ったと聞いたときに良かったなって思いました。 何かひとつ評価をいただけたので、そこはとてもうれしかったです。上半期で名前が上がっているっていう連絡が上半期の終わりくらいに来るじゃないですか。 そのタイミングでは下半期に『闇に咲く花』が決まっていて挑むところだったので、『ちょっと可能性があるんじゃないですかね』っていうのは事務所で話した記憶があります。下半期はこれも控えているから、期待して頑張りましょうって」
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