6位トヨタヴェルブリッツは上昇気流に乗れるか。3位東京サントリーサンゴリアスと豊田スタジアムでバトル!NTTジャパンラグビーリーグワン2023-24第10節交流戦
6位(5勝4敗/勝点23)のトヨタヴェルブリッツが、今週土曜日(3月16日)、地元愛知の豊田スタジアムに、3位(7勝2敗/勝点34)の東京サントリーサンゴリアスを迎える。
ヴェルブリッツは、今季こそ3年目のリーグワンで初4強(プレーオフ進出)を手にしたい。
第10節を迎えたディビジョン1(D1)のレギュラーシーズンは、あと7試合。ここで3位のサンゴリアスを撃破すれば、中位グループ脱出、そして初のプレーオフ進出へ、大きな一歩となるだろう。
ヴェルブリッツの前節クボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦は、今季チームのベストバウト候補だろう。
前年度王者のスピアーズに対し、粘り強い守備、一瞬のチャンスを得点に変える集中力で、4点差(31-27)で勝ち切った。
2023年W杯日本代表のキャプテンでもあるヴェルブリッツのFL姫野和樹主将は、2節前のコベルコ神戸スティーラーズ戦の反省が活きた、と明かした。
「(スティーラーズに22-57で敗戦後)一人ひとりにもう1、2パーセント、自分がやれることを増やしてほしい、ということを求めてきました。それを一人ひとりが実現してくれました」
「このエフォート(努力)は素晴らしく、誇りに思います。そしてその厳しさが、自分たちのディフェンス、アタックにつながりました。そのメンタリティーが今後も必要になってくると考えています」
一人ひとりが“もう1、2パーセント”の意識を保ち、プレーの質、全体の質を高めた。
サンゴリアス戦に向けても「まずは自分たちにフォーカスすること」と語ったFL姫野主将。今季チームの足場がいよいよ固まってきた印象だ。
サンゴリアス戦は前節から先発1名変更。慶應義塾大学卒のFLアイザイア・マプスアが入り、姫野主将はナンバーエイトに下がる。
そのほかのメンバーでは、前節後半に負傷交替したSH福田健太に代わり、急遽配球役を担ったCTBチャーリー ・ローレンス。高橋汰地は2戦連続で先発フルバックを任された。