「まるで血栓…?」パリ五輪のキャラクターが“意味不明すぎる”と話題に、世界各国から賛否両論
意外とある、変わり種マスコットたち
スポーツ系マスコットには、時々フリージュのような変わり種が登場する。2022年のFIFAワールドカップ・カタール大会では、アラブ風頭巾をモチーフとする「ライーブ」がマスコットを務めた。ひらひらした布なので「幽霊みたい」「サッカーのマスコットなのに足がない」などとも言われたが、「可愛い」という声も多く、大会が終わった後もキャラクターとしての復活を望む声があるほどだ。 「モノ」ではなく「感情」がマスコット化した例もある。イギリス・スコットランドのサッカーチーム、パーティック・シッスルFCのマスコット「Kingsley」は「サッカーファンであることの不安を表したもの」とされている。2015年に発表されたときにはかなり不評だったが、10年近く経つ現在でもマスコット業を継続しているということは、時間をかけてそれなりに受け入れられたのだろうか。 今後パリ五輪の盛り上がりとともに、フリージュを目にする機会も増えていくことだろう。オリンピックの主役はあくまで選手たちだが、フリージュの活躍にも少し期待したい。
文:福田ミホ