残業時間は月150時間、それで手取りは18万円…過労死寸前だった英語教員がYouTuberで大成功できたワケ
凡人が成功するためにはどうすればいいか。YouTuberのイングリッシュおさる氏は「僕は記憶力も語学のセンスもないが、オンライン英語指導で年商11億円を稼げるようになった。才能がなくとも人一倍集中して努力すれば、道はひらける」というーー。 【この記事の画像を見る】 ※本稿は、イングリッシュおさる『先が見えない時代の「お金」と「幸福」の黄金比 最短最速で結果を出して幸せに生きる! 新しい「お金の思考法」』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。 ■半年でTOEICを600点上げ、英語教員になった 僕は中高時代、部活に明け暮れてまったく勉強をしていませんでした。系列の大学に進学したものの、勉強をしてこなかったことに焦りを感じ、高校時代に一番成績がマシだった英語からなんとかしようと思いました。 手始めにTOEICの模試を受けてみたところ「280点」という悲惨な得点を叩きだしてしまいました。マシなはずなのに280点(笑)。 でもそこから猛勉強をはじめ、半年後に900点を取り、3年次には970点をマーク。英検1級も合格することができました。 卒業後はそのまま英語の教師になりました。両親・きょうだいもほぼ全員が教員という教員一家でしたから、自分としてはそれが自然の流れだったのです。 ところがこの教員生活がとんでもない地獄の日々だったのです。朝4時起きで出勤し、帰りは夜の10時。土日も出勤があって満足に休めません。
■時間外労働が月150時間を超えても手取り18万円 なんでこんなに時間を取られるのかというと、やるべき仕事が多すぎるからです。それも生徒の生活指導や部活指導、保護者対応など、英語と関係ない仕事が8割。学校が荒れていたこともあって、授業以外のことに忙殺されるのです。 時間外労働が月150時間を超えていました。時間外労働は月80時間を超えると「過労死ライン」といわれるそうですが、その倍なのですから、いかにひどい労働環境か、想像いただけると思います。 英語が好きで教えることも好きだったけど、そんなことは全部頭から飛んでしまい、心身ともに消耗するだけの毎日でした。 しかもこんなに働いて給料は手取り18万円。若かったし、親元から通っていたからなんとか生活はできていたけれど、このままではいずれ限界・破綻が来ると思いました。 ■自分の時間という資源を切り売りした副業は限界がある どうにかこの状況を抜け出したいと、転職・副業を考えました。最初にやったのが誰でも思い付くであろう「メルカリでの不用品販売」です。自分の読み終わった英語の本などを売り始めたのですが、当然ながらすぐに売るものが底を尽きます。 そこで僕は猿だけに(⁉️)、思考を進化させて「無限に商品を売るにはどうしたらいいか」ということを考えました。そこで次にやったのが、自作の英語の教材を販売することでした。注文が入るとプリントして送るのです。これで理論上は無限に商品を作れます。 ところがインク代、紙代、メルカリの決済手数料などの経費、「印刷をして梱包して送る」という手間を考えると「少しマシなバイト」程度でした。 次にやったのが「ココナラ」での英語の指導でした。30分1500円などで英語を直接指導するのです。 しかしこれは僕の時間という資源を切り売りすることなので、結局は限界がありました。