箱根駅伝総合2連覇、青学大の主将・田中悠登は9区2位「幸せな23.1キロだった」 敦賀気比高出身
第101回東京箱根間往復大学駅伝最終日は1月3日、神奈川県箱根町から東京・大手町までの復路5区間、109・6キロに関東の20校とオープン参加の関東学生連合を加えた21チームが参加して行われ、青学大が2年連続8度目の総合優勝を果たした。2年ぶりの覇権奪還を狙った駒大が2位で、大学駅伝3冠に挑んだ国学院大が3位。早大が4位で続き、往路2位の中大は5位だった。 福井県勢は、連覇を飾った青学大の田中悠登(4年、敦賀気比高出身)が9区23・1キロを走り、1時間8分40秒で区間2位。笑顔で鶴見中継所に飛び込み「本当に楽しい、幸せな23・1キロだった」と振り返った。 8区を走った2023年以来2年ぶり2度目の出場。この日は2位の駒大と1分57秒差でたすきを受け取り、最初の3キロを8分23秒と区間新ペースで入った。権太坂のチェックポイント(7・7キロ)で駒大に1分48秒差に詰められたが、ペースを上げて10キロを29分3秒で通過。終盤も快調にペースを刻み、駒大との差を2分21秒に広げ最終10区にたすきをつないだ。 チームは昨年10月の出雲全日本選抜駅伝と同11月の全日本大学駅伝で3位に沈み「これまでの取り組みが間違っていたのかと、きょうを迎えるのが怖かった」という。主将として最後の箱根駅伝を終え「部員62人みんなでつかみとった優勝」と喜んだ。
福井新聞社