連立政権「100%全部合意しないとつくれないわけではない」立憲・辻元代表代行
■「日本は政権交代に慣れていない、結果を求めるのが早すぎるんとちゃうか」
【立憲・辻元清美代表代行】「ただ反省もあって、長持ちするかっていうところもありますからね。 その辺の忍耐力と国民の皆さんも日本は政権交代に慣れてない国なので、すぐに結果を求めるのが早すぎるんちゃうかと私はやってる方から見たら思うんですよ。 どんな大きな船もぐーっと舵を変えて、羅針盤を切り替えていかないと動かないのと同じように、政権交代可能な国っていうイギリスにしてもアメリカにしても、例えば オバマ大統領にしても、1期目はボロカス言われたりしてましたけど、2期やらせてみようと。8年ぐらいかからないと政治は変わらないっていうようにですね だからやっぱりこの日本の国民の皆さんの意識もそれから私たちも忍耐強く少しでも日本を良くしていく。そのためには、切磋琢磨する2つの政治勢力があって、そこがやっぱり交代の緊張感を持ちながら政治を運営していくっていう私は政策の合意も必要だし、そういう政治文化や寄付も変えていかないとだめだなと思ってるんです。 だから正直にしゃべろうと思ってるんです。『こんなとこしんどいねん』と。合意してへんけど。『でももうちょっと待ってて。今ここまでやってるから、もうちょっと、ここまでやれるまで時間かかりそうやねん』とか。 そういうことをやっぱり説明をしていく。みんなにオープンにしていくということが私は大事だと思っています」
■維新との向き合い方は?
大阪で19の選挙区を全部維新が取って、辻元さんの地盤であった大阪10区の尾辻さんは選挙区では叶わず、維新に取られたということで、維新との向き合いはどういう風に考えられてますか? 【立憲・辻元清美代表代行】「大阪は維新強いですよね。そういう意味では、私も今回は、正直申し上げて、(維新が大阪で)1つ2つ落とすのかなという気もあったんですよ。でも取らはった。 万博のこともあるじゃないですか。あんまりチケット売れてへんいう話もあるしね。この追加の負担が必要になったらどうすんねんとか。 あとカジノの賛否っていうのは反対の方が大阪で多いと思いますんでね。政策ごとに維新がやってることで、全部(維新)一色になったらね、右へならえでね。万博にしてもあれだけいろんなことが次から次に予算が出てきたっていうのは、大阪の場合、府議会であったり、議会が(維新)一色だと チェック機能が働かなくなってしまうんですよね。 ですから、そういう意味では、また維新一色になったことは大阪のチェック機能が働かなくなるんじゃないかっていうことが心配と、やっぱり私たちが大阪の中できちんとそういう政策課題については発言していかなきゃいけないなと思っています。