小野伸二氏らが子どもたちとスポーツで交流 豊島区に「千早スポーツフィールド」オープン
東京・豊島区で10月1日、同区で初めて国際規格のサッカーコートを備えた多目的な分野のスポーツに対応する屋外スポーツ施設「千早スポーツフィールド」がオープンした。 【写真】アスリートからの「テントに入っていいよ」という呼びかけに駆け寄る子どもたち 区内の旧第十中学校跡地にオープンする「千早スポーツフィールド」は、国際規格(105m×68m)のサッカーコートを備えた人工芝の多目的運動場と砂入り人工芝のテニスコート2面、2階建ての管理棟を有する屋外のスポーツ施設。サッカーやラグビー、少年野球、テニスなどさまざまなスポーツが楽しめるほか、防災井戸やマンホールトイレといった防災設備を備える。
オープンに先駆けて行われたオープニングセレモニーでは、豊島区の高際みゆき区長が「区長に就任してから『子どもレター』で “思う存分走りたい” “もっと運動したい” という声を多くいただいてきた。ぜひこの新しい施設で元気にいろいろなスポーツに取り組んでもらいたい。遊歩道も設置したのでスポーツする方や見学する方、健康のために散歩する方にも利用していただけるのではないか。また、近隣の皆様にご不便をおかけすることのないよう、防音壁や防球ネットといった環境も整えている」などと挨拶した。
オープニングイベントでは、元サッカー日本代表の小野伸二氏、元メジャーリーガーの川﨑宗則氏、元ラグビー日本代表の大西将太郎氏がトークショーを展開。 子どもたちからの質問コーナーでは小野氏が外国語の習得について「オランダ語は発音が難しいので、どこに行くにも辞書を持って空いている時間は勉強した」、川﨑氏はメジャーリーグで一番すごいと思った投手を「日本人のダルビッシュ(有)投手。メジャーの中でも高い身長197cmから投げる球がものすごい」、大西氏は毎日のトレーニングについて「自宅から1時間半かかる中学・高校に6年間1回も休まずに通えたのは、ラグビーが楽しくて友達に会えるから。楽しいことがあればやる気が出るので、ぜひ皆さんも本当の友達を作ってほしい」などと答えた。 途中、雨足が強くなる中で真剣に聞き入る子どもたちに「(ステージの)テントに入っていいよ」と呼びかけて子どもたちが一斉に駆け寄るひと幕も。