文田選手の金メダルに沸く ルーツの地・徳之島天城町 役場に懸垂幕掲げ祝福
「金メダル獲得!おめでとうございます!」。パリ五輪レスリングのグレコローマンスタイル60キロ級で優勝を飾った文田健一郎選手の活躍を受け、ルーツの地である天城町は7日、役場庁舎に懸垂幕を掲げ、3年越しの雪辱を晴らした町3世を祝福した。 文田選手の祖父、景造さん(故人)は同町兼久出身。父の敏郎さんも2019年8月、自身が監督を務める韮崎工業(山梨県)レスリング部の合宿を天城町で実施するなど、現在も交流が続いている。 3年前の東京五輪の際には、役場1階ロビーに文田選手の試合観戦会場を設営。親戚や町職員、町民らが多数詰め掛けて応援した。今回は時差の関係で観戦会場は設けなかったものの、前回の雪辱を果たしての朗報に町は歓喜に沸いた。 森田弘光町長は「世界王者として臨んだ東京オリンピックでの銀メダルから悲願の金メダル獲得。天城町3世の活躍にたくさんの感動と勇気をいただいた。町民を代表して心からお祝い申し上げます」とのメッセージを寄せた。