韓国共助捜査本部、大統領室到着…尹大統領に出席要求書伝達
非常戒厳事態を捜査中の共助捜査本部が16日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に内乱・職権乱用の被疑者として出席し調べを受けるよう通知するためソウル・竜山(ヨンサン)の大統領室に到着した。 共助捜査本部は尹大統領に対する出席要求書を伝達するためこの日午前10時33分ごろに大統領室庁舎に捜査官ら4人を送った。捜査官らは庁舎で立ち入り手続きを踏んでいる。 共助捜査本部は尹大統領に対し、18日午前10時に政府果川(クァチョン)庁舎にある高位公職者犯罪捜査処庁舎で出席するよう通知する予定だ。 共助捜査本部は警察庁国家捜査本部、高位公職者犯罪捜査処、国防部調査本部で構成された捜査協議体だ。高位公職者犯罪捜査処検事名義で作成された出席要求書には尹大統領に対する容疑として内乱首謀者と職権乱用権利行使妨害が指摘された。 検察も尹大統領に出席を通知したが尹大統領は応じなかった。検察非常戒厳特別捜査本部は11日、尹大統領に対し15日午前10時にソウル中央地検に出席するよう通知したが尹大統領は出席しなかったと明らかにした。 尹大統領は弁護団選任が完了していないという理由を挙げ欠席したという。これに対し検察もこの日のうちに2度目の召喚通知をする計画だ。 検察に続き共助捜査本部も尹大統領に召喚を通知したことで尹大統領への調査が迫っているとの見方が出ている。尹大統領が出席要求に応じなければ検察や共助捜査本部が裁判所に逮捕状を請求し強制拘引に出る可能性もある。