「子育て悩んでいた」小4長男殺害疑いの母親供述 海老名・子ども3人死亡、死因も判明
神奈川県海老名市国分南3丁目の住宅に住む中学3年の長女(15)、中学1年の次女(13)、小学4年の長男(9)の姉弟3人が死亡した事件で、長男への殺人容疑で逮捕された母親の女(49)が「子育てで悩んでいた」と供述していることが1日までに、県警海老名署への取材で分かった。署は現場の状況などから無理心中の可能性もあるとして、長女と次女への殺人容疑も視野に捜査している。 署や市消防本部によると、事件は2024年12月29日夜、帰宅した父親からの119番通報で発覚。2世帯住宅の2階の一室に長女、別の部屋に次女と長男がいずれも意識不明の状態で倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。 署によると、3人とは別の部屋で女が自殺を図ろうとしているのを父親や消防隊員が見つけた。女は軽傷で、長男への殺人容疑について「事実です」と認め、「子育てで悩んでいた」などと供述しているという。 また、署は司法解剖の結果、死因について首と頭に傷があった長女と長男は脳挫傷と窒息、首に傷があった次女は窒息だったと31日に発表した。
神奈川新聞社