【フィギュア】鍵山優真 SP今季自己ベストの裏にあった睡眠&食事「日頃のケアはすごく大事」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯初日(8日、東京・国立代々木競技場)、男子で北京五輪銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が圧巻のパフォーマンスを披露した。 この日のショートプログラム(SP)は冒頭の4回転サルコーを着氷させると、4回転―3回転の連続トーループ、後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も成功。ノーミスの演技で今季自己ベストの105・70点をマークし、首位発進を決めた。演技後には「練習通り最初から最後までできたと思うし、本当に周りをしっかりと見ながら演技に入り込むことができたと思う」と安堵の表情を見せた。 ただ、北京五輪のSPで記録した108・12点の自己ベストには届かなかった。「108点に行きたいなとは思っていたけど、なかなか難しい。点数をちらっと見たけど、4回転サルコーもGOE(出来栄え点)が4点台じゃなくて3点台だった。スピンもGOEがあまり取れなかったところもあった」と反省点を口にし「やっぱりまだまだ上を目指していかなければいけない立場。イリア(マリニン=米国)選手だったり、本当に強い選手はたくさんいるので、どんどん上を目指してやっている」と気を引き締めた。 現在は1人暮らしだが、睡眠や食事などにも気を配っている。「7時間から8時間以上の睡眠をしっかりとって、食事もバランス良く、ご飯とか味噌汁とか、バランスも考えながらやっている。フリップやルッツをやる分、体の負担も大きくなるので、日頃のケアはすごく大事になってくる」とリンク外でも準備に余念はなし。貪欲に己を磨き続ける構えだ。
東スポWEB