パナソニック太陽電池は発電量アップ、暑い夏もしっかり発電
パナソニック エレクトリックワークス社は、新太陽電池モジュール「MODULUS(モデュラス)ブラックモデル」の受注を、2025年4月21日に開始する。ラインナップは「標準/ハーフ/大型」の3タイプ。価格は順に205,700円、107,800円、352,000円(いずれも工事費別)。 【画像】左から標準/ハーフ/大型 太陽電池モジュールの受光面側の配線・電極をなくし、太陽光の取り込み量を従来方式より増加させ、発電量をより向上させるセル化技術「N型バックコンタクト方式」を採用。従来比で、モジュール公称最大出力が最大14%向上している。 また部分影による発電量低下を低減できるほか、熱伸縮による金属疲労や、風・雪からの曲げストレスによるセルへの負荷が軽減し、長期使用におけるリスク軽減が期待できる。 同社によれば、太陽電池モジュールは夏場などで温度が上がると出力が低下する特性がある。新製品は、現行品と比べて高温時の出力低下が少ないことも特徴の1つ。太陽電池モジュール「HIT」と同等レベルの出力温度係数-0.26%/℃により、モジュール温度の上昇による出力の低下を約20%改善する。その効果により新製品の推定年間発電量は、現行品と比較して11%超アップする。 また、標準タイプとハープタイプは、太陽電池モジュール「HIT」から続く外つば工法とコンパクト設計を踏襲し、限られた屋根面積を有効活用できる。 標準タイプの本体サイズは1,542×780×35mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは13kg。公称最大出力は265Wで、モジュール変換効率は22%。
家電 Watch,河原塚 英信