「もう死んでもいい」から奇跡の復活…!不治の難病を抱えた「女性落語家」が語る、ある大師匠との思い出
新たな目標に向かって
あら馬さんは目下、落語界の最高位・真打昇進に向けて修行を続けている。 「実は、二ツ目になったときに死を覚悟していたので『これでゴールだ! 』と、気力を使い果たしてしまったんですよね。真打まであと10年……? もう無理だよと(笑) でも今は、『落語を子どもたちにもメジャーにしたい』という新しい夢ができました。 地元の鹿児島、九州では全く落語が盛んじゃないんです。 以前、『国語の教科書に落語が出てくるから、与論島の全4校の小学生たちに落語を聞かせたい! 』と教頭である友人に招かれました。 鹿児島の離島の子たちは、このままだと生の落語に触れずに、教科書の見開き2ページで落語が終わるのか? と、落ち込みました。鹿児島人で九州初の女性落語家として、母として。子ども達に本物の落語を見せたい。そして、落語ってこんなに面白いものなんだと知ってほしいですね」---------- 【イベント告知】5月10日(金)15:00~16:30 福岡県福岡市の「博多らくごカフェ笑庵」にて、三遊亭あら馬さんによる『第2回博多ぶらり独演会』を開催します。詳細はコチラをご覧ください⇒https://show-an.net/info/5679108 ---------- ・・・・・・ 【はじめから読む】『「余命半年の宣告を受けた」元女子アナ&女優を経て…39歳で落語界に入門した「ママさん落語家」の壮絶人生』 (撮影/土居麻紀子 取材・文/週刊現代編集部)
週刊現代(講談社)