【スターダム】安納サオリ〝宿敵〟岩田美香にリベンジ果たすも…愛憎劇は続く?「お前をずっと見てる」
女子プロレス「スターダム」の〝絶対不屈彼女〟安納サオリ(33)が年内最終興行(29日、両国国技館大会)で宿敵であるセンダイガールズ(仙女)の岩田美香(28)にリベンジを果たした。 6月22日のスターダム代々木大会で岩田に敗れワンダー王座から陥落。敵地に乗り込んだ7月15日の仙女後楽園大会ではワンダー王座奪還と同時に仙女のワールド王座を奪取した。だが、今年3度目のシングルとなる9月13日の仙女仙台大会で再び岩田に敗れワールド王座から陥落。通算戦績は1勝2分け2敗だ。安納は会見で「これで岩田美香と戦うのは最後にしたい」と完全決着を望んでいた。 試合が始まると、髪をつかみ合い視殺戦を展開。安納がビンタを見舞うと、怒り心頭の岩田に蹴り飛ばされ一進一退の攻防を繰り広げた。 10分過ぎ、安納が馬乗りになり頭突きを連打。すると、次の瞬間岩田にマウントポジションを取られ、連続で頭突きを見舞われ大の字になってしまった。ナックルパンチで先制攻撃を仕掛けられると雷音をくらい追いつめられた。だが、逆襲に燃える安納は3カウントを許さず。最後は安納がスペシャルポテリングで執念の3カウントを奪った。 バックステージでは岩田の前に安納が現れ無言で見つめた。すると、岩田から「私は安納サオリに負けた。2024年、捧げてきたものが全て白紙になった。今日戦って、私はすっげえ楽しかったよ」と再戦を望まれた。安納は「岩田は強さも憎らしさも嫉妬も愛も全部伝えてくれる。でも、そこに耐えきれへんかったの。私のわがままやった」と目に涙を浮かべた。 安納の言葉に岩田は「私はお前のわがままを散々聞いてきたよな。今日戦ってやっぱ思ったことがあるよ。私のわがまま1つだけ言わせて。2025年も私はお前の前に現れる。お前をずっと見てる。だからお前も岩田美香のことだけ見てろよ」と愛の告白のような宣戦布告。安納も「同じ景色は嫌や。目の前に現れるんやったら、今以上の景色見せないと嫌!」と受諾し、抱き合うのかと思いきや岩田と髪をつかみ合い再び視殺戦を繰り広げた。 最後に岩田から「当たりめえだろ! まだまだ続けるぞ」と吐き捨てられると安納は不敵な笑みを浮かべ控室へ消えていった。謎の愛憎劇はまだまだ続くようだ…。
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