〔欧州株式〕軒並み下落=英0.61%安、独0.93%安(31日)
【ロンドン時事】31日の欧州株式市場は軒並み下落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比49.53ポイント(0.61%)安の8110.10で引けた。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.93%安、フランスCAC40種指数は1.05%安、ストックス欧州600種指数は1.20%安だった。 企業業績の先行き不透明感や米大統領選を控えた警戒感が引き続き株価の重しとなった。英労働党が14年ぶりに政権を握って初の予算案が前日発表され、大幅増税による経済への悪影響を懸念した売りが英国株を押し下げた。 FTSEの構成銘柄では、医療機器大手スミス・アンド・ネフューが12.48%安と急落。住宅大手パーシモンが7.47%安、同業テイラー・ウィンペイが6.70%安で続いた。一方、包装資材大手DSスミスは14.26%高、石油大手シェルは3.53%高、たばこ大手ブリティッシュ・アメリカン・タバコは1.77%高と買われた。 DAXでは、通販大手ザランドが3.80%安、防衛大手ラインメタルが2.57%安、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズが2.34%安と下げを主導。半面、ヘルスケア大手フレゼニウスは0.81%高、ドイツ銀行は0.80%高、医療機器のザルトリウスは0.76%高で取引を終えた。