1000試合出場の遠藤保仁が狙う次なる記録とは?
未来永劫に破られないかもしれない、偉大な金字塔が打ち立てられた。2日にノエビアスタジアム神戸で行われた、ヴィッセル神戸との明治安田生命J1リーグ第21節。後半19分から投入されたガンバ大阪のMF遠藤保仁(39)が、日本人では初めてとなる公式戦通算1000試合出場を達成した。 海外の現役選手を見わたしても、元イタリア代表GKのジャン・ルイジ・ブッフォン(ユベントス)、元スペイン代表GKのイケル・カシージャス(FCポルト)ら、ほんのひと握りのレジェンドしか到達していない大記録。ガンバによれば、1000試合の内訳は下記のようになっている。 ・J1リーグ:621試合(歴代2位) ・J2リーグ:33試合 ・Jリーグチャンピオンシップ:3試合 ・YBCルヴァンカップ:72試合 ・天皇杯全日本サッカー選手権:48試合 ・ゼロックススーパーカップ:6試合 ・FIFAクラブワールドカップ:3試合 ・AFCチャンピオンズリーグ(ACL):58試合 ・スルガ銀行チャンピオンシップ:1試合 ・A3チャンピオンズカップ:3試合 ・日本代表(国際Aマッチ):152試合(歴代1位) 631試合のJ1最多出場記録保持者で、42歳だった昨シーズン限りで引退した元日本代表GKの楢崎正剛さんが出場した公式戦は878試合だった。52歳の現役最年長選手、FW三浦知良(横浜FC)でも届いていないマイルストーンにも、試合後の遠藤はいつものように飄々としていた。 「(現役で)長くやれてこその数字だと思うので、嬉しく思います。いろいろな人に支えられながらここまで来たので感謝の気持ちと、これから先、少しでも伸ばしていければいいかなと」 強豪・鹿児島実業から1998年に、横浜フリューゲルスに加入した。迎えた3月21日。完成したばかりの横浜国際総合競技場(現日産スタジアム)で行われた、横浜マリノスとのファーストステージ開幕戦が遠藤の大記録の出発点となっている。