“パニック安”株価大暴落…1日で4400円超下落 「新NISA」投資どうすべき?
1989年以降の日経平均株価の値動きを見てみると、1990年ごろのいわゆる「バブル崩壊」、2000年ごろの「ITバブル崩壊」、2008年の「リーマンショック」、そして2020年の「コロナショック」など、幾多の急落を経験したものの回復していた株価。 投資歴2年 会社員(30代) 「“長期”だと逆に買い場というか、買い増しとかあるのか。これからの期待で、上がっていく期待をしてよいのかなと」 ◇ こうしたなか、親子で投資を学ぶスクールは… 日本こどもの生き抜く力育成協会 キッズマネースクール 三浦康司代表理事 「ちょっと大きな出来事があると、(投資を)やめたいという方もなかにはいる。本来の株式投資の根本は、企業だったり国の応援すること。積み立て・長期・分散という3つのキーワードをしっかり伝えていこうと」 株価が下落するなか、投資の相談や勉強したいというスクールへの問い合わせも増加傾向にあるということです。
日本テレビ経済部・金融担当キャップの渡邊翔記者が解説します。 鈴江奈々キャスター 「大幅下落が続く株価ですが、どこまで下がるのでしょうか?」 経済部・金融担当キャップ 渡邊翔記者 「5日の時点ではまだ分からないというのが正直なところです。今回の日本の株安は、アメリカで『景気が後退するのでは』という見方が広がって起こったアメリカの株価下落の影響を強く受けています。日本だけでなく、韓国でも史上最大の下げ幅となりました。ヨーロッパの金融市場も株安が進んでいます」
渡邊キャップ 「今後の動きもアメリカ経済に左右される部分が大きいですが、市場関係者からは『近いうちには下げ止まるとは思うが、今週前半くらいはまだ乱高下が続くだろう』との見方が出ています」 鈴江キャスター 「新NISAで投資を始めた方は不安かもしれませんよね。どう対応するのがよいでしょうか」 渡邊キャップ 「思い出してほしいのは、新NISAというのはそもそも、長期間こつこつと積み立てていって、資産を増やそうという制度だということです。なので短期間の株価の動きに一喜一憂せず、定期的に決まった額を積み立てることを続ける。これを続けることが長い目で見ると、有効な投資方法のひとつだと専門家も指摘しています。少し落ち着いてこれを頭に入れてほしいと思います」