世代最強スパイカー擁する洛南、スタミナ面強化の京都橘 春高バレー京都代表の強さとは
準決勝に進むには3日間で4試合を勝ち抜かなければならない過酷な日程。疲労面も考慮して、控えの底上げを行い、ベンチとスタメンが一体の全員バレーで悲願の日本一を目指す。
川岸は「日本一を目指す上で強いチームと対戦するだけに、スタミナ面をさらに向上させたい。一戦一戦、楽に戦えるような体を作っていきたい」と体力強化を図ってきた。
主将が語る強みはチームの仲の良さ。コート内外でも学年を超えて積極的にコミュニケーションをとる。「チームが悪いときこそ、声を出して鼓舞したい」。大一番でも主将の大きな声で流れを変えていく。
初戦は5日、誠英(山口)と対戦する。三輪欣之(よしゆき)監督は昭和60年からチームを指導し、令和7年で40年目。無名の京都橘を強豪校に押し上げた名将は「まず初戦をしっかり頑張って、その勢いで3日間を勝ち切りたい」と意気込む。
「オレンジの悪魔」で知られる同校吹奏楽部が米国で行われるローズパレードに出場。このため府予選決勝に続いて会場での応援はできないが、不在の吹奏楽部にも吉報を届けたい。(渡辺大樹)