東大卒スーパー家庭教師が教える「中学受験で合格する子が幼少期やっていたこと」
これだけは絶対に避けてほしい
えり 「逆に、低学年まででやったらダメなことはありますか?」 長谷川先生 「勉強を嫌いにさせない、というのが幼児期・低学年でもっとも気をつけるべきことです。 熱心な親御さんほど、中学受験塾が出しているような低学年向けのハイレベルな問題集をさせる方もいらっしゃいます。そのような問題集は問題文が長く、低学年までのお子さんがやるにはかなり負荷が高いです。一般的には、子どもが勉強嫌いになってしまうリスクもあります。 もちろん、中には発達が早めだったりして難なくこなせてしまうお子さんもいます。そうでない大半のお子さんの場合、勉強って辛いな、大変だな、という印象だけ残ってしまうこともあるので注意が必要です。」 今回は、中学受験を目指す小学生だけでなく、中学受験を突破した中高生の大学受験の家庭教師もされている長谷川先生にお話を伺いました。 幼児さんや小学校低学年のお子さんを育てている親御さんは色々と先取りさせた方がいいのでは?!塾に通わせた方が有利では?!と焦る部分もあると思いますが、まずは体づくり、そして読み聞かせや読書、そして勉強習慣、この3つが長い目で見たときには子どもの学ぶ力の土台となるようですね。
お話を伺ったのは・・・
長谷川 智也 先生 ブログ名はジュクコ。1980年兵庫県明石市出身。高卒の両親のもとに育つもハードな中学受験を経験。白陵中学校・高等学校を経て、東京大学卒業後、大手塾に勤務、人気講師となる。2009年独立してフリーランスの「プロ家庭教師」に。既存の固定観念にしばられない、生徒個人を見つめた指導で数々の実績を上げる。独自のプログラム「究極の受験セカンドオピニオン・スーパーコンサル」は年間300件を超える申し込みが殺到する。甲冑メタルバンド「Allegiance Reign」のベーシストとしても本気で活動中。 著書には『中学受験 論述でおぼえる最強の社会・理科』『中学受験 論述でおぼえる最強の理科』(エール出版社)、『中学受験 自走モードにするために親ができること』(講談社)『自考モードにする 中高6年間の過ごし方』(講談社)などがある。
【Profile】えり先生(Instagram:@tokyo_montessori_at_home)
小5女子、小2男子の2児の母。大阪府立北野高校・神戸大学卒業後、2008年リクルート入社。当時まだ珍しかった育休後のフルタイム復帰、リモートワークのフィジビリにも参加。仕事と家事育児の両立の途を率先垂範する。2018年同社退社後、日本モンテッソーリ教育綜合研究所にてモンテッソーリ教師の資格を取得。2020年モンテッソーリ教具の定期レンタルおよびオンラインサポートサービス「ビブリオテーカ」を開業、累計100家庭以上にサービスを提供。小5の娘が都内で中学受験予定 Instagram:@tokyo_montessori_at_home