日本シリーズ”開催試合数”ごとの最多安打は誰だ!? 今年のMVP・桑原は歴代2位!
日本シリーズはDeNAが1998年以来、26年ぶりの日本一を決めた。 このシリーズは第3戦以降からDeNAが完全に勢いを変えて、チームリーダーとして牽引した桑原 将志(福知山成美)が27打数12安打、9打点、打率.444の好成績でMVPに選出された。他にも梶原 昂希(大分雄城台出身)は6試合連続で安打を放ち、27打数9安打だった。敗れたソフトバンクでは今宮 健太(明豊)も24打数9安打だった。 <歴代の日本シリーズ最多安打>※1シリーズ さて日本シリーズにおける最多安打は何本なのだろうか。 日本シリーズは4試合で終わることもあれば、7試合、引き分けがあればそれ以上に行われることもある。そのため試合数ごとに調べてみた。 4試合時の最多は今江 敏晃(PL学園出身/2005年ロッテ)の10本。下剋上を決めたシリーズだ。5試合時も4試合時と同じく10本で稲葉 篤紀(中京出身/1997年ヤクルト)だった。 6試合時は柴田 勲(法政二出身/1966年巨人)の13本。さらにV9時代のリードオフマンは日本シリーズ通算で歴代2位タイの69安打を放っている。 7試合時は牛若丸こと吉田 義男(山城出身/1962年阪神)の16本。この年の吉田は全7試合で2安打以上を放っており、は同一シリーズの最多マルチ安打記録でもある。 8試合時は清原 和博(PL学園出身/1986年西武)と石毛 宏典(市銚子出身/1986年西武)の11本。日本シリーズが8試合行われたことは1例しかないということもあるが、6試合時、7試合時よりも安打数は少なかった。ちなみに石毛は全8試合で安打を放っており、同一シリーズで8試合連続安打を放った唯一の選手でもある。 つまり桑原は6試合時では柴田に次ぐ歴代2位の成績を残した選手でもある。MVPにふさわしい実績を残した選手といえるだろう。