元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方が勝負師の勘で選んだ帝王賞の注目馬はセラフィックコール「出馬表を見て一番輝いていた」
ナイター競馬「トゥインクルレース」が開催中の東京シティ競馬(TCK)で6月26日、大相撲の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)がミニトークショーを開催し、競馬にまつわるエピソードやメインレースの注目を挙げた。 この日は上半期のダート王決定戦ともいえる「帝王賞」(ダート2000メートル)が開催され、親方はそのプレゼンターを務めるために初めてTCKに駆け付けた。 ミニトークショーは帝王賞の前に行われ注目馬として「7番のセラフィックコール」を挙げた。その理由は「出馬表を見て一番輝いていました」と勝負師の勘。この直観に関しては「結構最近は調子がいい」と胸を張った。 初めてのTCKについては「盛り上がってますね。たくさんの人で、大相撲の本場所に来ているんじゃないかと思うくらい。ものすごく大きい」とびっくり。レースを観戦し勝負師の血が騒いだか「結構燃えますね(笑)」とのこと。
帝王賞は上半期のダート王決定戦ともいえる位置付けなのだが「私の場合、ここ一番で格下の力士に負けることが多かったんですが、優勝したり、大勝負に勝つときは“無理だ”と言われる状態の時が多かった。ですから何も考えないで臨むというのが良かった。しっかり準備をして、いざ戦う時は無になる。それが僕には一番力が出せた」と勝負に臨むときの心構えを明かした。 また「横綱になって人生が大きく変わった。横綱に上がった時の景色は大関時代と比べると雲泥の差。ですから、このGⅠレースで勝つと馬も騎手の方も人生が大きく変わるのかなと思います」と続けた。 最後は「皆さん、気持ちよく帰れるように頑張りましょう!」とファンにメッセージを贈った。