奇跡の67歳‧天野佳代子さん「心のうるおいを保つ気分転換法」
忙しい毎日を過ごす天野さん。元気でいるためには、肌や体のメンテナンスはもちろん、心を癒す時間も大切だという。そんな天野さんにとっての「絶対欠かせない気分転換法」が海外ドラマを見ること。今回はその中から、選りすぐりを紹介してもらった。
落ち込むことがあったり、疲れが溜まったり…。そんなとき、天野さんにいつも前を向くパワーをくれるのが、海外ドラマ。夫を病気で亡くし、家での時間を持て余すようになったことがきっかけで見始め、その後どんどん、海外ドラマの魅力にはまっていったのだそう。 「見始めた当時は今ほど配信ドラマは多くなかったのですが、今はNetflixやU-NEXTなどでたくさん配信しており、気軽に見られることも魅力ですね。見ている間はとにかく没頭できて、いい意味でいろんなことを忘れさせてくれます。特にサスペンスが大好きで、イギリスやアメリカの有名ドラマもかなり見ましたが、はまったのが、北欧のドラマ。重厚なストーリーと先がまったく読めない展開で、毎日家に帰るのが楽しみになるほどでした」
目が離せないストーリー展開が魅力の「北欧サスペンス」
北欧ドラマブームの火付け役となった作品。殺人事件の捜査過程を追うサスペンスで、本国・デンマークだけでなく、イギリス、アメリカでも大ヒットを記録。 「意表をつく展開の連続で、毎回驚きの声を出してしまうほど没頭。主役を演じたソフィー・グローベールの大ファンになりました」
生きることへの意識が変わったほど、深く印象に残る韓国ドラマ
仕事、恋愛など、さまざまなことを一緒に乗り越えてきた3人が、40代目前で直面した問題に強い絆で立ち向かっていく友情の物語。 「これも夢中で見たドラマ。人生いろいろありますが、このドラマに描かれている出来事が自分に、あるいは友達に降りかかったらどうする?などと自問自答しながら見ていました。人生に少なからず影響を与えた作品です」
演劇やコンサートは、ジャンルを問わず出かけます
映画、洋楽、邦楽のコンサート、「劇団☆新感線」、三谷幸喜さんの舞台、歌舞伎など、さまざまなエンターテインメントを観に行くのも楽しみのひとつ。 「いろんなエンタメから刺激をもらって、それを仕事の活力にしています。特に新しい才能に出合うと心が躍りますね。最近はVaundyをよく聴いています」 お気に入りの服を着て友人と出かけることも、気分転換のひとつになっているのだとか。
天野佳代子さん 1957年生まれ。音楽ライター、美容専門誌「美的」の編集者、「美的GRAND」の編集長を経て、美容ジャーナリストとして独立。豊富な美容知識と経験に裏打ちされた説得力あるアドバイスで大人気に。美容だけでなく、作家や漫画家、作詞家としての経歴もある多彩な才能の持ち主。 撮影/天日恵美子 ヘア&メイク/広瀬あつこ 取材・文/北林道子