【福岡県・2024年版】秋の絶景・風物詩10選。ライトアップされた二本煙突と月の美しさ
暑い夏もようやく終わり、心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。 紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。そんな日本ならではの魅力を感じるとっておきのスポットをご紹介。 【画像】年に2回、約10日間だけ鑑賞できる三池港の「光の航路」ほか、福岡県の秋の絶景10選を写真ですべて見る。 「いつか」の旅行の参考に。眺めても美しい、秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!
◆石炭記念公園の二本煙突と月
2018年に筑豊炭田遺跡群のひとつとして、国の史跡に指定された「石炭記念公園」。園内に立つ「二本煙突」は、高さ約50メートルと現存する明治時代の煙突としては国内最大級であり、筑豊の炭鉱最盛期の面影を現在に伝える貴重な遺産だ。 毎日、日没から夜10時まで竪坑櫓(たてこうやぐら)と共にライトアップが行われ、月明かりの下で輝く姿には荘厳な雰囲気が漂う。 また、毎年11月の第1日曜日とその前日には、石炭記念公園で「TAGAWAコールマイン・フェスティバル~炭坑節まつり~」が開催され、本場の炭坑節を参加者みなで踊る「炭坑節総踊り」などの催しのほか、夜には色とりどりのキャンドルとライトアップされた二本煙突の競演が楽しめる。 TAGAWAコールマイン・フェスティバル~炭坑節まつり~ 開催日:2024年11月2日(土)~3日(日) 石炭記念公園の二本煙突と月(せきたんきねんこうえんのにほんえんとつとつき) 所在地 福岡県田川市大字伊田2734-1
◆平尾台のススキ
「平尾台」は、北九州市や行橋市、京都郡などにまたがる、日本有数のカルスト台地。標高は300~700メートル、南北6キロメートル、東西2キロメートルに広がる雄大な石灰岩地帯で、天然記念物、国定公園、県立自然公園の指定を受ける「日本三大カルスト」のひとつだ。 秋になると、山肌一面をススキが覆い、陽の光を浴びながら風に揺らめき、黄金色に輝く景色は圧巻。足元には可憐な花を咲かせる野花も見られる。 おすすめのビュースポットは「見晴台」と大平山で、ススキと石灰岩の幻想的な光景を楽しめる。 見ごろの時期:9月下旬~11月下旬 ※「平尾台自然観察センター」は、改装工事により休館中 平尾台のススキ(ひらおだいのススキ) 所在地 福岡県北九州市小倉南区平尾台1-4-40(平尾台自然観察センター)