【パリ五輪卓球】スウェーデンの魔術師。モーレゴード・マジックでアサールを打ち崩し、準決勝進出を決めた
3、4ゲーム目をジュースで連取。局面での競り合いをモーレゴードが支配。カルデラノと準決勝で対決
●男子シングルス準々決勝 モーレゴード(スウェーデン) 4(11‐7、6‐11、14‐12、14‐12、11‐2)1 アサール(エジプト) 対照的な二人の対戦。トリッキーなプレーとフォアの速攻を繰り出すモーレゴードはスウェーデンのエスロブで創造力を磨いてきた。一方、愚直なまでに両ハンドでしのぎ、中陣から回転量の多いドライブを打ち込むアサール。ジュニア時代にエジプトを離れ、ヨーロッパで腕を磨いてきた。 モーレゴードは創造的なショットが多すぎるとミスが多くなり、アサールはそこがつけ入るチャンスとなる。 キーゲームは1-1の3ゲーム目。一進一退で進み、13-12から台上フォアドライブを決め、14-12でモーレゴードが取り返す。しかし、流れは簡単にモーレゴードには流れない。4ゲーム目も競り合いになり、14-12でモーレゴードが連取。勝利まであと1ゲーム。 5ゲーム目、スタートからモーレゴードは飛ばす。7-0とリード。そして最後はレシーブで打ち抜き、11-2で激戦を制した。勝利の後に、床を叩きながら喜ぶスウェーデンのマジシャン。 モーレゴード・マジックで準決勝進出を決めた。