京都に続々登場!進化する「どら焼き」あんバター、ラムレーズン…変わり種の名店3軒
優しい甘さのあんを素朴な味わいの生地で挟んだ「どら焼き」。最近では、フルーツやラムレーズンを組み合わせるなどバリエーションが豊富です。あんを挟むだけではなく、見た目でも楽しませてくれるユニークなどら焼きも。京都から進化系どら焼きをお届けします。
銅鑼焼きWrap
京都の繁華街・河原町エリアから少し南へ行った御幸町高辻にある専門店「銅鑼焼きWrap(ラップ)」。店名のWrapは「包む」の意味。「どら焼きを包む、食べる人の心を温かく包み込む」という思いが込められています。毎朝、店主が銅鑼で一枚一枚焼き上げた生地は、ふんわり、もちっとした食感。こんがりときつね色に焼けた丸いどら焼きが店頭を彩ります。 生地には厳選した国産小麦粉を数種ブレンドし、京都市内の養鶏場から仕入れた新鮮な卵を使用。北海道産小豆を挟んだ「あんこバター」以外にも、アッサム茶葉に数種のスパイスをきかせたクリームをサンドした「チャイラテ」など、自由な発想が光る5種を展開しています。
"旬の味"を包む季節限定のどら焼きが2~3種類用意されるのも特徴です。春はいちごのコンポートとたっぷりの生クリームをサンド。フレッシュなフルーツを取り入れるなど、新感覚などら焼きを展開していて、訪れるたびに季節を感じる品に出合えます。 【銅鑼焼きWrap】 京都市下京区茶磨屋町233 営業時間/12時~18時(なくなり次第終了) 定休日/月曜、他不定休 料金/「あんこバター」280円、「チャイラテ」300円
どらやき 亥ノメ
北野天満宮東側に2018年9月開店し、2023年10月に移転後も人気が衰えない「どらやき 亥ノメ(いのめ)」。京都の老舗和菓子店「中村軒」をはじめ、東京、香川の和菓子店で修業を重ねた店主の大塚さんが、"翌日まで変わらず美味しいどら焼き"を目指し、ひとつひとつ丁寧に作っています。
同店の粒あんはすべて京丹波の瑞穂大納言小豆を使用。じっくりと時間をかけて炊き、口に入れたときに豆の粒感が感じられる程度に仕上げています。あんの甘さとのバランスを考え、生地にはちみつと米あめをブレンド。しっとりと焼き上げられています。 ストレートなおいしさが堪能できる王道の「あずき」のほか、食べごたえのある大粒の青えんどう豆を使用した「青えんどうバター」、サイズが異なる2種の豆を炊いた「白あずきと虎豆」、頬張るとラム酒が香る「黒糖ラムレーズン」など、組み合わせにこだわりが光る品も。和洋の垣根を越えて進化したどら焼きは、手土産としてもおすすめです。 【どらやき 亥ノメ】 京都市北区大将軍西鷹司町23-31 営業時間/11時~16時(なくなり次第終了) 定休日/水・木・日曜 料金/「あずき」280円、「白あずきと虎豆」318円