来年の国防費割合、ウクライナは5割…ロシアも4割の予算承認
日テレNEWS NNN
ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、国防関係に歳出の半分以上を充てる2024年予算を承認しました。一方ロシアも歳出の4割を充てており、両国とも一歩も譲らない構えです。 ウクライナ・ゼレンスキー大統領「私はウクライナの来年の国家予算に関する法律に署名した。優先事項がロシアの侵略からの保護であることは明らかだ」 ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、2024年の国家予算に署名したと明らかにしました。 ウクライナ政府によりますと、歳出のうち国防関連費はおよそ1兆7000億フリブナ、日本円でおよそ7兆円で、全体の半分以上に及んでいますが、ウクライナ政府は国内収入で賄うとしています。 一方、ロシアのプーチン大統領も27日、2024年予算を承認しました。独立系メディアによりますと国防関連費は、およそ14兆2000億ルーブル、日本円でおよそ22兆7000億円で、去年の1.7倍に膨らみ歳出のほぼ40%を占めています。来年2月には戦闘開始から丸2年となりますが、両国ともに予算の上でも譲らぬ構えです。