大谷翔平、2年連続3度目MVP決定…史上初の「DH」「3度目満票」受賞…58年ぶり史上2人目の両リーグ受賞
全米野球記者協会(BBWAA)が選出する大リーグのシーズン最優秀選手(MVP)が21日(日本時間22日)発表され、前人未到の「50-50(54本塁打、59盗塁)」を達成したドジャースの大谷翔平選手(30)が2年連続3度目のMVPに輝いた。1966年オリオールズのフランク・ロビンソン以来(1961年レッズ)、58年ぶり史上2人目のア・ナ両リーグでのMVP受賞。 ◆大谷翔平&真美子さん、あっ!デコピン逃げた【写真複数】 指名打者での受賞は大リーグ史上初。今回も2021、23年に続き、30人の記者全員が1位票を入れる満票で、3度目の「満票MVP」も史上初の快挙となった。 メジャー7年目、エンゼルスからドジャース移籍1年目の今季は、昨オフの右肘手術の影響で打者に専念した。159試合に出場し、打率3割1分、54本塁打、130打点、59盗塁で、史上初の「50-50」を達成。本塁打と打点の2冠に輝いた。両リーグで2年連続本塁打王は史上初で、打点王は日本選手初。 打率は首位打者のアラエス(パドレス)に4厘差、59盗塁は1位のデラクルス(レッズ)に8個差でいずれもリーグ2位だった。その他、OPS1.036、出塁率3割9分、長打率.646、134得点とリーグ1位に輝くなど圧倒的な成績を残した。 ナ・リーグMVP最終候補は、大谷、メッツのリンドア、ダイヤモンドバックスのマルテの3人だった。打撃成績では大谷が2人を圧倒。遊撃手のリンドア、二塁手のマルテは内野手の要で守備の貢献もあったが、MVP選考で重視される指標に打撃、走塁、守備など総合的に評価して勝利の貢献度を示す「WAR」は大谷が「9・2」、リンドアは「7・0」、マルテは「6・8」だった。
中日スポーツ