NYダウ、昨年は13%上昇…AI関連が相場先導・エヌビディア株は1年で2・7倍に
【ニューヨーク=小林泰裕】2024年最後の取引となった12月31日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比29・51ドル安の4万2544・22ドルだった。生成AI(人工知能)ブームや米国のインフレ(物価上昇)鈍化への期待から、1年間で5000ドル近く上昇した。
ダウ平均は23年末には3万7689・54ドルだった。24年は5月17日に初めて4万ドルに達し、12月4日に過去最高値となる4万5014・04ドルを記録。24年の年間上昇率は13%で、ほぼ前年(14%)並みだった。
生成AI関連銘柄が相場を先導し、エヌビディアは年間で約2・7倍、アマゾン・ドット・コムは44%増、アップルは30%増となった。
25年の株式相場は、1月に就任するトランプ次期米大統領の政策や、生成AIの市場動向に左右されそうだ。トランプ氏の第1次政権の4年間では、ダウ平均は1・5倍に上昇した。